
札幌の歴史を知っているもいわ山
かつてもいわ山はアイヌ語で「インカルシペ(いつもそこに上がって見張りをするところ)」と呼ばれていましたが、いつしか「もいわ山」と呼ばれるようになりました。明治時代に札幌の街づくりが進められ、各地で貴重な原始林が失われていく中で、もいわ山原始林が1921(大正 10)年3月3日に北海道で第1号の天然記念物として指定を受けました。以来、身近な研究の場所としてここから高名な植物学や昆虫学の学者が育つと共に、市民や観光客の憩いと学びの場となっています。
もいわ山の自然
季節がめぐる、自然がいっぱい
もいわ山の標高は531m。決して高くないものの「北海道自然100選」に選ばれた美しい山です。春には木々の芽吹きとともに、野草が色とりどりの花を咲かせ、夏にはセミの声を聞きながら、約450種が育つと言われており、様々な植物たちと出会えます。紅葉の秋にはムクドリが群れ、冬になるとフクロウが顔を見せるなど、心を豊かにしてくれる自然がたくさんあります。
もいわ山のバードウォッチング
深い森におおわれているもいわ山には、約80種類の野鳥が生息しており、自然歩道を歩きながらのバードウオッチングが 楽しめます。
●クマゲラ(天然記念物) ●ミヤマカケス ●シジュウカラ ●キビタキ ●オオルリ ●アカゲラ ●アオバト
●ハシブト ●アオジ ●イカル
もいわ山に暮らす動物たち
その昔はクマやシカも住んでいましたが、開発とともに姿を消し、今ではキツネやリスが森の人気者です。
●エゾリス ●キタキツネ ●シマリス
もいわ山の昆虫
多くの種類の昆虫が生息しているもいわ山は、絶好の観察ポイント。ここから高名な学者が育ちました。
●エゾハルセミ ●オオムラサキ(日本の国蝶) ●オオルリオサムシ ●ミヤマクワガタ
もいわ山の名がつく植物
自然豊かなもいわ山で発見・研究された野草には現在でも「モイワ」の名が付いています。
●モイワシャジン ●モイワナズナ
おもな樹木類(107種)
●トドマツ ●エゾマツ ●イタヤカエデ ●キタコブシ ●ミズナラ ●シナノキ
●ホオノキ ●モイワボダイジュ ●ハリギリ ●オニグルミ ●ハルニレ ●カツラ など
もいわ山の植物(449種)
- 3月~5月●フクジュソウ
- 4月~5月●フッキソウ ●キバナノアマナ ●エゾエンゴサク ●ホウチャクソウ ●カタクリ ●ヒトリシズカ
- 4月~6月●モイワナズナ ●ニリンソウ ●エンレイソウ ●イチゴユリ
- 5月~6月●ヤマハナソウ ●ノビネチドリ ●フタリシズカ ●サイハイラン ●オドリコソウ
- 5月~7月●ユキザサ ●ツクバネソウ ●マイズルソウ ●シラネアオイ
- 6月~7月●クルマユリ ●コケイラン ●イチヤクソウ
- 6月~8月●キツリフネ
- 7月~8月●オオウバユリ
- 8月~9月●ヤマハハコ ●サワギキョウ
- 8月~10月●ツルリンドウ
